2026/02/03 14:39

Benvenuti natura(ベンヴェヌーティ ナトゥーラ)
代表の大久保です。

今日は節分ですね。
皆さん、今夜の「恵方巻」の準備はできましたか?

今年の恵方は**「南南東」**。
我が家も今夜は、家族揃って無言で一本いただく予定です。

でも、食べる前にふと思ったんです。
**「なんで、わざわざ無言で、しかも切らずに一本食べるんや?」**と。

ちょっと滑稽にも見えるこの光景。
実はお昼休みに調べてみたら、
大阪人の「商魂」と、
ちょっと「大人の事情」が見え隠れする、
深いミステリーがあったんです。

◆ 容疑者その1:大阪の海苔商人

この風習、
発祥はここ大阪だと言われています。
一説には、江戸時代から明治時代にかけて、
大阪の商人が仕掛けたとか。

2月といえば
「ニッパチ(2月・8月)」と言って、
商売が暇になる時期。
そこで海苔問屋や寿司組合の方々が考えたそうです。

「何かイベントを作って、海苔と寿司を売ろう!」と。

すごいですね、大阪商人。
ないものをあるように見せて、
流行りにしてしまう。
私も商売人の端くれとして、
このバイタリティは見習わなければと思います(笑)。

◆ 容疑者その2:花街の「大人の遊び」

でも、ただ海苔を売りたかっただけなら
「切らずに丸かぶり」なんて奇妙なルールは生まれません。
ここには、もう少し**「艶っぽい」理由**があるようです。

舞台は、大阪の船場(せんば)あたりの花街。
旦那衆(スポンサー)が、芸者さんや遊女たちと遊ぶお座敷でのこと。

太巻きを、
ある「男性のシンボル」に見立てて、
女性に丸かじりさせて楽しんでいた……なんていう、
ちょっと破廉恥な遊びが起源だという説があります。

「おいおい、大久保さん!」
と怒られそうですが、ここからが大事なんです。
なぜ、切らないのか。

それは**「縁を切らない」**
という願掛けです。

男女の仲も、商売の付き合いも、
包丁を入れて切ってしまったらおしまい。
だから、どんなに太くても、苦しくても、
途中で切らずに最後まで通す。

一見、おふざけに見える遊びの中にも、
「あなたとの縁を切りたくない」という、
切実な女心や、人との繋がりを何より大事にする
大阪人の「情」が隠されている気がするんです。

◆ 私たちが向いているのは「美女」だった?

そしてもう一つ。 私たちが今夜、
必死な顔をして向く「南南東」。
そこには**「歳徳神(としとくじん)」
という神様がいるんですが、
この神様、実は
「頗梨采女(はりさいじょ)」**という、
美しい女神様だと言われています。

そう思うと、納得がいきませんか?

目の前に絶世の美女(女神様)がいらっしゃるんです。
そら、無言にもなります(笑)。
ベラベラ喋ったら失礼ですし、真剣に見つめて、
願いを聞いてもらわないといけない。

無言で食べるのは、女神様への最大のリスペクトなのかもしれません。

◆ 最後に

「切らずに一本、丸ごといただく」

これは、食べ物だけの話ではない気がします。
自然の恵みも、人とのご縁も、
いいとこ取りして切り刻むんじゃなくて、
あるがまま、丸ごと受け入れる。

私のお店(Benvenuti Natura)で
扱っているものもそうです。
酒粕も、ヒノキも、自然の命をなるべく
切らず、捨てず、 そのまんまの
エネルギーを皆さんの肌に届けたい。

そんなことを考えながら食べる今夜の恵方巻は、
いつもより少し、味わい深く感じるかもしれません。

さて、鬼は外、福は内。 豆まきの後は、
女神様(と、うちの奥さん)に感謝しながら、
ゆっくりお風呂にでも入ります。

皆様も、良い節分の夜をお過ごしください。


豆まきで乾燥した手肌に。 「ご縁」を大切にするあなたへ、
新しいセットを作りました。 杜氏の手が美しい秘密、ここにあります。https://benvenuti.base.shop/items/134290964